電気式の欠点を補い、機械式の特性を生かした
新たな標準品として、製品を確立いたしました。
“非常に小型な構造の中に、電気式では実現しがたい機械式の特性を活かし、従来品を超える新たなフラッグシップとなる製品を開発する”という命題は、従来持つ、製造に関する普遍的な考え方を自ら否定することから始まりました。
思い込みが阻み、新しいアイデアを生み出せない自分だけの世界に陥らないために、常に市場の要求を確認して進みました。しかしこれはあまりに多くの困難への挑戦でした。耐久性、耐摩耗性、繰り返し性を向上させ、スムーズな動きを実現する。その上で、同時にシール性能を担保するといった、すべてのバランスを極限まで追及する矛盾に妥協するのではなく両者をどう活かして実現していくかを考えていきました。
自ら何度もユーザーに足を運び、試作し、ベンダーと交渉を繰り返しました。まだまだ秘めている小型バルブの可能性に挑戦していく姿勢を示す製品実現のための努力は惜しみませんでした。そして電気式の欠点を補い、機械式の特性を生かした新たな標準品として、製品を確立いたしました。